アルギニンとシトルリン。勃起に最も効果的なのはどっち?

勃起に効果があるとされるアルギニンシトルリン

どちらの方が勃起に効果が大きいの?と悩まれることもあるかと思います。

勃起をサポートするアルギニンとシトルリンの効果的な摂取方法について科学的根拠を下にまとめました。

アルギニンって何?

シトルリンについては別記事に詳しくまとめていますので、そちらを参考にしてみてください↓

アルギニンはシトルリンと同様、アミノ酸の一種です。
体内では主にグルタミン酸から生成されます。

グルタミン酸は「うま味調味料」として有名になりました。
一時期には「買ってはいけない」などに取り上げられ、アンチも多かった「味の素」はまさにグルタミン酸の塊です。

化学調味料のイメージが強いグルタミン酸ですが、グルタミン酸は多くの食品に含んでいます。
また、体内でも合成ができる非必須アミノ酸です。

よって、アルギニンの原料となるグルタミン酸はほぼ体内で欠乏することはありません。
しかし、グルタミン酸から生成されるアルギニンは必ずしも十分な量が保たれているわけではありません。

アルギニンはグルタミン酸と同様、「非必須アミノ酸」です。
要は、体内で合成できるので、食品からの摂取が絶対に必要になるわけではありません。

しかし、アルギニンは別名「条件付必須アミノ酸」とも呼ばれています。
アルギニンは身体に大きな損傷を負った場合、ストレス過多、成長期などに多量に消費されます。
この時に体内での合成が間に合わず、欠乏気味に転じることがあるのです。

その結果、傷の治癒に遅れが出たり、なかなかストレスが緩和できない、勃起障害、免疫機能の低下、肥満、浮腫みなどに繋がる恐れがあります。

最近仕事で受けるストレスが大きい、疲労が続く、そして勃起に自信がない・・・という場合には上記条件下でアルギニンが不足している可能性があります。

アルギニンの効果とは

アルギニンは体内に入ると、一酸化窒素サイクルとして、尿素回路の一部に使用されます。
この結果、アルギニンは一酸化窒素を産生します。
一酸化窒素サイクル
そして、この一酸化窒素がサイクリックGMPを活性化させた結果、勃起が効率よく起こるのです。

ちなみにシトルリンも同じく一酸化窒素サイクルに使用されます。
シトルリンはこの回路でアルギニンを合成します。

このことからアルギニンもシトルリンも同じく活性酸素(フリーラジカル)である一酸化酸素の産生に役立つことがわかります。

シトルリンは体内に入れば、アルギニンになるのですから最初からアルギニンを摂取すればいいのでは?と思ってしまいがちですが、実はここにアルギニンの抱える問題があるのです。

アルギニンは吸収率が悪い

アルギニンは経口摂取した場合、体内への吸収率は約40%とされています。

結果、アルギニンだけで勃起を改善しようとした場合、かなりの量を摂取しなければなりません。
1999年の研究報告に、このようなものがあります。

EDの男性50人に二つの比較群に分け、一方にはL-アルギニンを5g/日、もう一方にはプラセボ(擬似薬)を6週間経口摂取した。
結果、L-アルギニン摂取群のうちの31%に勃起改善が見られた。

NCBI:Effect of oral administration of high-dose nitric oxide donor L-arginine in men with organic erectile dysfunction.

この検証で注目して欲しいのはアルギニンの摂取量です。
なんと、一日5g
小さじ一杯ものアルギニンを摂取しなくては効果が出なかったのです。

これを食べ物で補おうとした場合はアルギニンが多く含まれるとする大豆であれば200g、キハダマグロであってもは400g摂取しなくてはいけません。
ただし、アルギニンはビタミンB群を同時に摂取することでその吸収率が高まることも分かっています。

アルギニン単独で勃起改善の効果を狙うのであれば、ビタミンB群の同時摂取がおすすめです。

注目したのはシトルリン

シトルリンはアルギニンに変換される前のものです。
このシトルリンの吸収率が実はアルギニンよりも格段に高く、摂取されたシトルリンの90%以上が一酸化窒素サイクルに取り込まれていると考えられています。

このため、

シトルリン→アルギニン→一酸化窒素→サイクリックGMP→勃起

のプロセスが一番効率的だと言われています。

ではシトルリン単独がいいのかというと

上記の図で示した通り、アルギニンの一部は再びシトルリンへと還元されていきます。
この結果、吸収率の低いアルギニンもシトルリンを併用することで、それぞれ単独よりも一酸化窒素の産生率が上がるとされています。

その量はアルギニン、シトルリンそれぞれ単独と比べるとおよそ1.5倍とされています。

またシトルリンが勃起改善に効果を示すのは最低でも800mg以上とされています。

アルギニン・シトルリン共に上限はないと考えて構いません。
これまで過剰摂取による問題の報告はなく、不要になったものは排泄されると考えられています。

アルギニン・シトルリンのまとめ

結論をまとめると、

勃起改善には

●単独よりもアルギニンとシトルリンを同時に摂取した方がよい

●さらにビタミンB群を同時摂取するとアルギニンの吸収率が上がる

●継続には食べ物よりもサプリメントが効率的

●いずれも上限は設けておらず、サプリであれば用法容量を守ればOK

となります。

ただし、シトルリンやアルギニンの勃起改善の効果はバイアグラ等のED治療薬と比べると緩やかなものです。
性交の1時間前に服用すれば、はっきりとした勃起の違いを確認できる(心因性EDはこの限りではありません)バイアグラと違い、飲み続けることで血流改善による勃起力の回復を実感するというものです。

一日も早く勃起不全を改善したい場合、または重度のEDのであれば、バイアグラを選択することをおすすめします。

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントは停止中です。