勃起力ってなんだ?科学的根拠を基にした勃起力を高める方法とは

がっかりさせないために先に話しておきますが、私は女性です。

男性がどれほど勃起を重要視しているか、本当のところは分かっていないかもしれません。
勃起して欲しい時にそれが叶わないことが、どれほど男心を傷つけているのかも多分・・・理解しきれていないと思います。

しかし、妊娠を望む女性にとって、パートナーが勃起してくれない時の悲しみは分かります。
妊娠を望んでいない場合でも、勃起が持続しないと
自分に魅力がないのでは・・・」と不安になる気持ちも、分かります。

ここでは「男性の自信がどうの」とか「射精の時の快感が」という観点ではなく、科学的根拠のみを基点として勃起力を高める方法をまとめていきたいと思います。

どうして勃起するのか?

勃起は2つの刺激に経由して起こります。

一つは「中枢性勃起」。
男性が視覚、聴覚、またはイメージなどで性的興奮を感じた場合に起こるのがこの中枢性勃起です。

大脳の興奮が中枢神経を通じて、勃起を起こします。

もう一つが物理的な刺激による「反射性勃起」です。
特別、性的な興奮を感じていない場合でも、陰茎(ペニス)に刺激が加わることで陰茎内を満たしている海綿体(スポンジのようなもの)に血液が集中し、勃起します。

男性はこの2つの要因により勃起を起こしていると考えられます。
どちらか一方というわけではなく、勃起を継続する上ではこの二つの刺激を断続的に与えることで、長く勃起状態をキープできるようになるというわけです。

勃起の詳しいメカニズムは?

勃起は性的な刺激を受けることで大脳が興奮します。
その興奮が中枢神経を通って、陰茎(ペニス)の海綿体内の神経に到達します。

その後、海綿体の中では「一酸化窒素」が放出された結果「サイクリックGMP」という物質が増えていきます。
この物質がある程度海綿体内に充満すると、海綿体の中に張り巡らせた血管に血液が集まってきます。

血液が充満すると、陰茎は硬く、上方へと立ち上がります。
これが勃起です。

勃起のメカニズム

その後、海綿体内の静脈が一時的に閉塞します。
これにより血液の行き来がなくなり、勃起が維持されます。

勃起力とは勃起&勃起維持できる力のこと

勃起が起きても、射精まで勃起を維持できない場合、同時に射精も困難になってしまいます。
またどんなに性的な刺激を受けても、大脳が興奮しない場合、勃起には至りにくくなってしまいます。

勃起力を高めるというのは

「性的興奮を感じられる脳」
「興奮を伝達できる中枢神経」
「中枢神経の刺激を受けて拡張する血管(海綿体動脈)」
「勃起を維持できる海綿体」

この全てがきちんと機能して初めて勃起力が高められると言えます。
勃起に自信が持てない人は自分が上記のどの部分に問題がありそうか、きちんと考えてみる必要があります。

興奮しにくい、人の場合は脳が性的興奮を受ける時点にトラブルを抱えていると言えますし、きちんと興奮するし、勃起もするけれど、それを長く維持できない場合には海綿体にトラブルがあるかもしれません。

一体自分はどこに問題がありそうか、今一度よく考えて見ましょう。

性的興奮を感じにくい

性癖は人それぞれですが、男性であれば好みの女性が裸になっているのをみれば性的な興奮を受けるのが一般的だと思います。
しかし、裸を見ても興奮しない、過去に自分が興奮したもの再現しても興奮しない、という場合は性的興奮を受けにくい状態になっているかもしれません。

性的興奮を受けにくくなっている場合には、疲れ、ストレス、寝不足、栄養不足など、生命維持において優先順位の高いものにエネルギーを割かれている場合があります。

過激なAV画像が悪影響を及ぼしている場合も

近年、アダルト映像や画像は過激度が増していると言われています。
ネットの普及により、簡単に刺激の強い動画や画像を入手できるようになりました。

本来、人間は性的な興奮を得ると脳内にドーパミンというホルモンが分泌されます。これは別名快楽ホルモンとも呼ばれます。
ドーパミンは人をエネルギッシュでなおかつ前向きに感じさせるホルモンです。

生殖行動を行う上でこのドーパミンは必要不可欠。
これはアダルト画像や動画などでも同じように分泌されます。

しかし、同じような画像や動画を繰り返しみていてはこのドーパミン量は減ってきます。
それに対して人は物足りなさを感じるようになります。

そうなるとより多くのドーパミンを求めて、もっと過激なものを欲求するようになっていきます。
ネットにはいくらでも過激な動画や画像が転がっています。

結果、強い刺激がなければ性的な興奮ができない状態へと陥っていく可能性があるのです。
脳内ホルモンと性的興奮の関係
2015年8月には興味深い論文が発表されました。
それは「性的興奮をもたらす画像を見続けると、ヒトの大脳は委縮してしまう」というもの(ドイツ)。

性的な画像を頻繁に見ることで、ドーパミンが同じく頻繁に放出されるようになります。
その結果、大脳が萎縮するというのです。

大脳は刺激に対して麻痺してしまい、さらに大量で過激な刺激を欲求するようになるという、これまでの経験則に科学的根拠が裏付けられる結果となっています。

性欲を感じにくいと思ったら、まずは性的な画像や動画をシャットアウトしてください。
そして、生活スタイルを見直してみることが大切です。

興奮しても勃起しない

ここに含まれるのは上記以外の3つ、

「興奮を伝達できる中枢神経」
「中枢神経の刺激を受けて拡張する血管(海綿体動脈)」
「勃起を維持できる海綿体」

のいずれかにトラブルがある可能性があります。
トラブルの中で最も多いものを挙げてみます。

加齢による勃起不全

人は誰でも年齢が高くなるにつれて、生殖機能が衰えていきます。
男性の場合は、40歳を境に男性ホルモンの分泌が緩やかに下降していきます。

精子の状態についてはもう少し早く、35歳頃より正常精子の減少が起こってくるという見解が男性不妊治療専門医の研究から分かってきました。

女性は40歳を超えると、急激に妊娠率が低下するのに比べ、男性のそれは緩やかで中には60歳代でも子供を作ることができる場合もあります。

しかし、個人差はあるものの統計的に見れば40前後を境に、生殖機能は弱まり、その結果勃起がスムーズにいかない、持続しないというケースも少なくありません。

生活習慣による勃起不全

勃起は生活習慣の乱れから発症した疾患によっても影響される場合があります。
特に代表されるのは腎臓疾患です。

慢性腎不全を発症した男性の約半数に勃起不全(ED)が併発しているというデータが存在します。
慢性腎不全は主に肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が原因となり、腎臓機能が慢性的に低下した状態をいいます。

腎臓は男性ホルモンを分泌する臓器でもあるため、その腎臓が機能低下を起こすことで、EDも起こしやすくなるのです。
勃起力を弱める因子とは

また腎不全に陥っていなくとも、肥満や高血圧、糖尿病はEDを併発する可能性が十分にあります。
高血圧は使用される処方薬、主に「利尿薬」や「カルシウム拮抗薬」、「β遮断薬」「アンジオテンシンII受容体拮抗薬」「アンジオテンシン変換酵素阻害薬」などの副作用としてEDを起こしやすくなると考えられています。

肥満と糖尿病については、慢性的な血行不良により、勃起に必要な血液が海綿体にすばやく集まることができないためだと言われています。

「最近、お腹が出てきた」「血圧が高い」などの症状が気になる人は、一度かかりつけの医師の元、体調のチェックをしてみることをおすすめします。

生活習慣病を引き起こしている原因の改善が、勃起力の改善に繋がる場合もあります。

マスターベーションの手技による勃起不全

男性は第二次性徴を迎える頃から自然とマスターベーション(自慰行為)により、定期的に射精するようになります。

精子や精液が正常に生産されるためにも、定期的に射精することは大切です。
しかし、この際の手技が原因でEDになる場合もあります。

手で行う自慰行為の締め付けが強すぎる場合です。
女性の膣内よりも強い締め付けでしか射精できなくなると、結果性行為での射精が困難になります。

また、仰向けの状態で足をピンと伸ばした姿勢でのマスターベーションに慣れてしまうと、その姿勢でしか射精できなくなってしまう可能性が大きいのです。

これを膣内射精障害と呼びます。

改善のためには、まずはマスターベーションの方法を変えることが大切です。
なるべく力を入れずにソフトにタッチする、足を伸ばした姿勢から胡坐をかいた姿勢で行うようにするなどが具体策です。

もっと簡単にできる勃起力をつける方法とは?

もちろん、上記を継続することは重要ですが、結果が出るまでに時間がかかってしまうため、ヤキモキしてしまうかもしれません。

このような場合に比較的効果が早く、勃起力をつけるためのアイテムとしてサプリメントがあります。
その成分で今最も注目されているのが「シトルリン」です。

シトルリンとは?

シトルリンはアミノ酸の一種です。
発見は意外と早く、昭和5年。スイカの成分の一部として発見されました。
勃起を促すシトルリンとは
シトルリンは一酸化窒素の精子により血流を改善し、勃起をスムーズにする効果があります。

シトルリンかアルギニンか

勃起の改善について調べていれば必ずこの二つの成分に出会うと思います。

どちらも勃起をスムーズにし、維持しやすくするとありますが、一体どちらを選んだらいいのでしょうか?

シトルリンは体内に入った後にアルギニンに変換されます。
だったら最初からアルギニンを摂取した方がいいんじゃないか?と思われる方も多いのですが、シトルリンがアルギニンに変換される時に一酸化窒素を産生します。また同じく、アルギニンからシトルリンに変換される回路も存在し、この場合にも一酸化窒素が産生されます。
これにより血流を改善する効果が高まります。
ただし、アルギニンは経口摂取の場合、その吸収率は40%程度です。
シトルリンかアルギニンのどちらかを選らばなくてはならないのであれば、シトルリンがいいでしょう。

しかしある製薬メーカーの報告によると、勃起力の改善にはアルギニンとシトルリンの両方の摂取が最も効果的であるとしています。

両方を服用した方が、それぞれを服用するよりも一酸化窒素の産生量が1.5倍になるとされ、その結果サイクリックGMPも増えると考えられるためです。

バイアグラという選択肢は?

バイアグラ
国内でも処方薬として認められ、話題となったバイアグラ。
勃起不全を性行為の1時間前に服用するだけで治してくれるとして、EDに悩む男性からはまさに「夢の薬」として注目されました。

しかし処方は自費であり、一錠1,300円程度(日本ファイザー製薬25mg)と高額です。

また心疾患のある場合や肝障害のある場合には重篤な副作用を起こす可能性もあり、処方以外では安全性の確保は微妙です。
併用禁止の薬も多く、服用には注意が伴います。
バイアグラは個人輸入などの手段もありますが、きちんと医師の診断を受けた上で服用を考えることが大切です。

勃起力をつける・まとめ

勃起力のまとめ
男性はこと生殖器に関してはとてもデリケートな受け止め方をする傾向があります。

生殖器の動向の一つ一つがまるで自分自身であるかのように、勃起しないと自信を無くしたり、不安になったり・・・。
それほどデリケートな部分だからこそ、精神的なストレスは勃起にも強く影響します。

たった一度勃起しなかっただけで、「自分はEDなんだ」と思い込み、その後の勃起もスムーズに行かなくなる「心因性勃起不全」も存在するのです。

勃起がうまくいかない時に大切なのは、焦らないことだと言います。
焦ったり、不安になってはうまくいくものも行かなくなります。

勃起しなくてもいい、そのうち勃起できればいい」くらいのラフな気持ちでいられればベストなのではないでしょうか。

肝心なのは男性側がどれほど悩んでいるかをパートナーと共有できるかどうか。

恥ずかしがらずに、今の自分の状態を伝えてみることを勧めます。
それにより、女性側の誤解が解け、双方が苦しまずに済むケースもあると思うんです。

もしかしたらこれが一番の薬になる場合もあるのではないでしょうか。

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