精子を増やすためにできる基本的な5つのこと

精子は女性の持つ、卵子に比べて比較的外的影響を受けやすいと考えられています。
食べ物、温度、ストレスなどがその代表。

これらを精子が育つ上で適切なものにするだけで驚くほどその効果は現れます。

不妊治療だけが精子を増やす手段ではありません。
精子の数に自信がない・・・と感じる方はぜひ試してみてください。

※非閉塞性無精子症(NOA)の場合はこの限りではありません。

精子を増やすその1:精子を育てるサプリを使用する

ここでは敢えて食べ物ではなく、最初からサプリメントを推奨します。

「精子の数を増やす」言われている成分には次のものがあります。

亜鉛
還元型コエンザイムQ10
マカ

いずれも普段の食事からは多く摂取するのが難しいものばかりです。

マカについて言えば、南米ペルーのアンデス山脈にしか存在しないアブラナ科の植物。
ペルーは生のマカを国外に持ち出すことを禁止しています。

そのため、種子からペルー以外の国で育てることが不可能であり、マカがスーパーに並ぶことはありません。
(国産マカは存在しますが、これはペルーが持ち出しに規制をかける前に輸出されたものです。)

亜鉛は牡蠣に多く含まれていますが、食べ物の中でも最も多く含まるといわれる牡蠣ですら、最低5つは摂取しないと一日の必要量に達しません。

牡蠣は季節により市場に流通しない時期もあり毎日食べる、というのは困難です。

還元型コエンザイムQ10についても、食品にはほとんど含まれていません。
日本では世界でh初めて(株)カネカが安定した還元型コエンザイムQ10を大量生産することに成功し注目を浴びたのが平成27年のことです。

還元型コエンザイムQ10は従来の酸化型コエンザイムQ10と違い、体内に入ればすぐに抗酸化作用を発揮します。
これによって、精子が正常に作られる過程を守り、正常精子量を増やすことに役立ちます。
精子を元気にする栄養素とは
上記が示すように、精子を積極的に活性化させるものは食べ物由来となると力不足であり、サプリメントの力を借りる方が効率的です。

もちろん、ムチンやアルギニンなど食べ物由来での摂取が難しくないものもあります。
また精子を正常に育てるにはナイアシンやビタミンE、ビタミンCといった成分も重要になります。

精子を積極的に増やすためにサプリを活用するのであれば、「バランスのよい食生活+サプリ」が最も効果的に精子に働きかけることができると言えます。

精子を増やすその2:精巣を温めない

精巣、精子が熱に弱いというのは現在では多くの人に認知され、常識となってきました。
しかし、精子が最も元気になる温度や、精巣を温めないために具体的にどうしたらいいかということは、もう一度おさらいしておくことをおすすめします。

精子と精巣にちょうどよい温度ですが、脇の下で測る体温より-2℃低い温度が適切だと言われています。
なので、34度台後半~35度台前半くらいが適切な温度です。
精子は34度台後半~35度台前半が適温

体の作りとしても重要な器官であるはずの精巣が体外に皮一枚で繋がった位置にあります。
女性はしっかり体幹部の奥で守られているのに、男性は無防備にも外にある―。
こうまでして熱に晒されない環境が精子には必要だったのです。

ですが、現代社会においてはこの精巣の温度が高くなるような習慣がいくつも存在します。

有名なところですと、足を組んだ太ももの上でノートパソコンを利用すると、精巣の温度が2.1度上昇するという研究データがあります。(米・ニューヨーク州立大学)
精巣の温度が1度上昇することで、精巣の「精子の産生能力」が40%減少するとデータと照らし合わせて、危険が指摘されています。

他にもブリーフパンツを履く、自転車に乗る、フィット感の高いデニムの着用などによっても精子の生産量が低下すると考えられています。

正常な精子を増やすためには、その生産器官である精巣の温度管理も重要になるということです。

精子を増やすその3:自律神経を整える

精子はストレスによっても左右されます。

ストレスが過剰な状態が続くと、自律神経のバランスが乱れます。
自律神経は性ホルモンの分泌を司っているため、ストレス過多の状態が長く続くとそのホルモンバランスも乱れてきます。

ホルモンバランスの乱れは、精子の産生に直結します。

結果、精子が減少したり、正常精子率が格段に低くなってしまう状況を引き起こすことがあるのです。

さらにストレス過多の状態が長く続けば勃起不全(ED)を引き起こすケースも少なくありません。
EDなると射精が困難となるため、せっかく精子が産生されたとしてもそれを卵子まで送り込むことができなくなってしまいます。

男性の妊活としてはこのストレスケアもとても重要だと言えます。

精子を増やすその4:禁煙または減煙する

一日に1箱以上たばこを吸う喫煙男性は非喫煙男性に比べ、精子の奇形率が2.5倍であるという研究データがあります。
喫煙により、精子のDNAが傷つけられ、正常な細胞が作られないのが原因と考えられています。

喫煙量が増えるのに比例して、奇形精子も増加すると考えられています。

どうしても禁煙が難しい場合には、減煙をするか、喫煙に伴う活性酸素に対抗する抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取するのが効果的です。
抗酸化作用のある栄養素はたくさんありますが、精子の場合「還元型コエンザイムQ10」が効果的だといえます。

精子を増やすその5:禁欲しない

仕事で疲れている、パートナーとの時間が合わない・・・。
気がつけば長い間射精していない―。
そんなことはありませんか?

精子は長く射精されないでいると産生する量を減らす傾向があることがわかってきました。
長く、とは具体的に11日とされています。

11日以上禁欲を続けると、精子を作られる量と作られた精子の運動量も低下するといわれています。
精子は鮮度が重要です。

妊娠を狙うのであれば、1~2日おきにパートナーとタイミングを取るようにします。

精子を増やす・まとめ

妊娠する上で、精子を増やすということはとても重要です。

精子は個人差が大きいですが、平均して一回の射精で2億5千万の精子が出されるといわれています。
しかし、このうちの80%が役に立たない精子だといわれています。
正常精子の割合
これは生殖年齢に達した正常男性の平均です。

精子を作る過程に問題があれば(ストレスや食事など)さらに減少する可能性が高まります。

そんな中で救いなのは、精子は外的影響を受けやすいということ。
努力をすれば、大幅に精子量を増やし、活性化させることが可能なのです。

妊活中の男性はぜひ、上記を意識した精子活性化活動「精活」にトライしてほしいと思います。

元気な赤ちゃんは、元気な精子を生み出すところからはじまっているのです。 

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