禁欲すると妊娠しやすくなる効果があるってウソ?ホント?

妊娠のマニュアルやガイドブックなどによく書かれている一文。

2~3日禁欲した方が妊娠の可能性が高まります

というものがあります。

確かにイメージとしてはある程度禁欲した方が、精子をたくさん貯めてから射精できるイメージがありますよね。
しかし、実際はまったく逆の結果が、ある臨床試験の結果から導き出されました。

毎日性交した方が妊娠率が高まる

この結果を示したのは、アメリカの研究チーム。
(アレンJ.ウィルコックス、M.D.博士)

この結果によると、

●毎日セックスした場合の妊娠率:37%
●1日おきにセックスした場合の妊娠率:33%
●週1回セックスした場合の妊娠率:15%

ダントツで毎日セックスした方が妊娠率が高いという結果になりました。
(参考:TIMING OF SEXUAL INTERCOURSE IN RELATION TO OVULATION:New EnglJ Med.
毎日セックスした方が妊娠率が高まる

禁欲は精子の数と運動率を下げる可能性が

毎日、膨大な数が作られると言われる精子。
その数は平均して、約5,000万~1億/日と言われています。

しかし、これは理想的な造精環境が整ってのこと。
精子を作る環境にトラブルを抱えると作られる精子の数は一気に減少します。

その一つに、射精が行われず禁欲期間が長く取られることです。
性欲は、子孫を残すためにも必要なものですが、男性にとっては精子を定期的に射精し、精子が貯蔵される清掃状態を常にリフレッシュさせる意味もあります。

性欲はいわばそろそろ射精をした方がいいですよ、という合図でもあります。
しかし禁欲期間を設け、射精をせずにいることで、精巣は精子を造る速度を弱めます。
禁欲は精子の量を減らす可能性がある

結果、作られる精子の数が減り、射精した際に精液に含まれる精子の数も減少してしまう可能性があるのです。
正常精子を増やす、精子の運動率を高めるという観点からも、精子は適度なタイミングで定期的に射精した方が良いと言えます。

だけど禁欲にも良い効果がある

禁欲をすることで、性欲が高まりやすく射精までがスムーズになることもあります。
普段からあまり性欲が湧かず、セックスを義務的にしている…と考えてしまいがちな男性にはある程度の禁欲は効果的です。

しかし、11日間を過ぎての禁欲はおすすめできません。
精子の質が低下するとともに、運動率が低下することが分かっています。

一度低下した機能も、その後の過ごし方で改善は可能ですが、妊娠を望んでいるのであれば常に精子のコンディションはいい状態に保ちたいもの。
パートナーとタイミングが合わない場合も、長く禁欲することなくマスターベーションで射精しておくことをおすすめします。

禁欲のまとめ

いかがでしたでしょうか?
妊娠率を上げるための禁欲は必要ないことが分かっていただけましたか?

禁欲とは真逆の「毎日タイミングを取った方が妊娠率を上げる」とは意外だったかもしれません。

体力的にもさすがに毎日は…と思う方も多いと思います。
それならせめて排卵期の3日前から5日間だけ「毎日」を目指してみませんか?

最も妊娠率が高まる性交のタイミングは排卵日の前々日と前日であると言われています。
最も妊娠しやすい時期に、もっとも妊娠しやすいタイミングの取り方を実践することで、妊娠の可能性を大きく高められると思います。

ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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