精液の成分とは?精液の種類と働き、増やした方がいい理由とは?

射精をした際に陰茎を通じて出てくるもの全てを「精液」と呼びます。

一言で精液と言っても、実はそれらは大きく4つに分類されます。

精液の構成を知ろう

精液のうち、70%は精嚢分泌液、30%は前立腺液で構成されています。
これにわずかなカウパー腺液と精子が混じり、精液となります。

精子は精液中に1~5%の割合で混じりますが、その量は個人差や射精の頻度などの影響を受けて変化します。
精液

精液の量の平均値は?

精液にも平均値はあります。
ちなみにWHO(世界保健機構)が発表している精液の平均値は2.0mlです。
これは前回の射精からの期間や、年齢、などの制限がない上でのフラットな平均値です。

一般に一回の射精で1.5ml以上であれば正常範囲とされています。

小さじ1杯が5mlなので、小さじ1杯以上あると感じる方は精液量は問題ないと捉えていいと思います。

精液の役割とは?

肝心の精子よりもずっと多い精液ですが、一体どのような役割を担っているのでしょうか?

最も多い精嚢分泌液の成分と役割

精液の70%を占める「精嚢分泌液」は、前立腺の後ろにある5cmほどで一対の器官である「精嚢」から分泌されます。
精嚢の解剖図
(引用:癌研究有明病院 公式サイト)

精嚢分泌液の成分は主に果糖と言われる糖分。
これは精子が運動する際にエネルギー源となります。

精巣上体(精子が射精前に待機する場所)にいるうちはまだ自力で動くことはほとんどしません。
精嚢分泌液に含まれる果糖をシャワーのように受けて、初めて積極的に動くことができるようになります。

このように精嚢分泌液は精子のエネルギーをつかさどる重要な役割を担います。

前立腺液の成分と役割

精液の30%を占める「前立腺液」。
この主な成分は「クエン酸」です。
さらにアミノ酸や亜鉛なども含まれます。

前立腺液もまた精子に栄養を届ける役割を担います。
弱アルカリ性である前立腺液は酸性である膣内から精子を守る役割も。

このように前立腺液と精嚢分泌液は精子を元気な状態で膣内に運ぶために重要な働をします。

カウパー腺液の成分と役割

別名、尿道球腺とも呼ばれるこのカウパー腺液は、男性が性的興奮を感じたときに、最初に分泌される無色透明な粘液です。
粘度があり、指につけて伸ばすと10cm以上伸びることもあります。

このカウパー腺液の主な成分は「ムチン」とよばれる糖を含む糖タンパク質
アルカリ性の性質を持ち、射精に先がけて分泌されることで、精子が通過する経路を洗浄し、アルカリ性に変える役割を担います。

酸に弱い精子を少しでも膣の奥に届けるために大切な成分です。

精液のまとめ

上記をわかりやすく表にまとめました。

精液の種類 割合 性質 成分 主な役割
精嚢分泌液 70% アルカリ性 果糖 ・精子の運動を支えるエネルギー源
・酸性に弱い精子を守る
前立腺液 30% アルカリ性 クエン酸・アミノ酸・亜鉛 ・精子の運動を支えるエネルギー源
・酸性に弱い精子を守る
カウパー腺液 ごくわずか アルカリ性 ムチン ・射精に先駆けて分泌され、精子が通過する経路を洗浄、アルカリ性に変えていく

精液を増やす=精子の栄養素と守りを強化

精液の性質は、精子にエネルギーを与え、酸性から守るという重要な役割を果たします。

このため、精液が減っていると精子が十分に動くことができず、卵子に到達する前に全滅してしまいます。
これでは、受精が成立しません。

精子を増やすことはもちろん重要ですが、同時に精液を増やすこともまた妊娠を叶えるためには大切です。

精液もまたある程度コントロールできる部分です。
取り組みが難しくなく、精子よりは結果が目に見えて分かります。

最近、射精量が減ったなと思うのであれば上記を踏まえ、ぜひ精液増量のためのセルフケアを始めてみませんか?

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