亜鉛がなければ精子はできない!亜鉛と精子の密な関係

精子を増やすのに必要な成分の代表選手ともいえる「亜鉛」。

なぜ、亜鉛は精子に必要不可欠なのか?
どのくらいの量を摂取したらいいのか?

そんな亜鉛と精子の関係についてまとめました。

亜鉛ってなに?

亜鉛とは
亜鉛は金属元素の一つ。
生命維持に必要不可欠である必須ミネラル16種のうちの一つでもあります。

体内における亜鉛の働きは酵素の活性化にあります。
人の体の中には300種類を超える酵素があると言われています。

これらの酵素を活性化させることで、細胞を作りDNAの複製を行います。
アルコールを肝臓で分解する、免疫をつくる、味を感じる、髪の毛が伸びる、傷を治すなど全ての生体維持に亜鉛は必要とされます。

精子や卵子を作る時にも、同じように亜鉛は必要になります。
特に新陳代謝の高い細胞に多く亜鉛が必要です。
結果、精子には亜鉛が集中することになります。

ちなみに体内で亜鉛は合成できません。
体の中にある亜鉛は全て食べ物を経由して必要な細胞に分配されています。
体重70Kgの場合、亜鉛は2.3g程度含まれると言われています。

これは同じ必須ミネラルのうちの鉄分に次いで多い量です。
しかし、実は尿や汗で排泄される量は鉄の十倍以上です。

亜鉛の一日の必要摂取量は?

推定必要摂取量 推奨量 上限量
男性 8mg/日 9mg/日 30mg/日
女性 6mg/日 7mg/日 30mg/日

食べ物の中で亜鉛の含有量が多いといえば「牡蠣」です。
生牡蠣であれば1日に4個食べれば男性の推奨量をクリアできる計算になります。

しかし牡蠣は季節によって入手できる時期が限られています。
現代人が大好きな加工食品(インスタントラーメン等)には亜鉛が含まれていないだけではなく、食品添加物である「リン酸塩」は亜鉛の吸収を阻害し、さらに体外への排泄を促します。

またアルコールも亜鉛を大量に消費します。
さらにストレスを感じることでも、人は亜鉛を消費します。

多くの自然由来の食品には亜鉛が微量に含まれています。
しかし、食生活が偏っていたり、晩酌の習慣、慢性的にストレスにさらされているような環境では常に亜鉛が過剰に消費されやすいのです。
亜鉛は不足しやすい栄養素
日本人に不足しやすい栄養素の一つである「亜鉛」。
このような環境からも、亜鉛は意識して摂取する必要のある栄養素だといえます。

精子と亜鉛の関係とは?

まず、精子自体を構成する成分として亜鉛が含まれています。

そして、酸性の膣内から精子を守るために重要な働きをする精液にも亜鉛が含まれます。

さらに亜鉛は性欲もつかさどるといわれています。
亜鉛が不足すると勃起不全(ED)に陥ったり、性欲が湧かないというケースが増えます。
亜鉛と精子の関係
これらの事から亜鉛が不足すると正常な精子が構成できない、精液の減少、性欲の減退、勃起しないなど、生殖に関わる部分で大きな問題が生じることになります。

亜鉛がなければ妊娠は成立しない

亜鉛は別名「セックスミネラル」とも呼ばれます。

亜鉛が不足すれば、精子だけでなく卵子もまたその機能に障害が生じます。
「妊娠」を成立させ、280日もの間赤ちゃんをお腹で育て、出産するという一連の過程は亜鉛を無くしては不可能なのです。

生命維持に必要不可欠な亜鉛。
さらにその生命を繋いでいく上でも重要な役割を果たします。

妊娠を望むのであれば、男女共に積極的に亜鉛を摂取すべきです。

食べ物から継続して摂取し続けるのが難しいのであれば、サプリメントでも構いません。
卵子は原卵胞から375日、精子は精祖細胞から約90日かけて生殖機能を持つ卵子と精子に成長します。

この間に亜鉛が十分にあることで、卵子も精子も正常な成長を遂げることができるのです。
亜鉛を積極的に取り入れる生活を始めたからといって、数日で精子が増えたりすぐに妊娠率が高まるわけではないです。

男性であれば最低でも3ヶ月、女性なら1年を目処に亜鉛を積極的に摂取することをおすすめします。
ちなみに女性の場合、毎月排卵までの期間は約28日です。

亜鉛を積極的に摂取することは毎月の卵子の成長にも影響します。
効果は一年以上先・・・と考えずに善は急げで亜鉛を意識した食生活やサプリメントの活用にチャレンジしてみませんか?

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